段位応用計算 第2講 ドル・円為替
投稿:2023/09/13 更新:2024/09/23
こんにちは! でるてぃーです。
今回は第2講、ドル・円為替を解説していきたいと思います。
ドル・円為替
為替とは?
「為替」とは、世界で流通する通貨(ドル、ユーロ、元、円、ドンなど)を交換することです。
お互いの通貨を交換するときは比率(為替レート)が決まっていて、これをもとに交換されます。
例えば、外国で旅行している状況を考えてみましょう。
Tシャツを買おうと思ったら、$7と書かれた値札。円では買えませんね。事前に円をドルに変える必要があるわけです。
外国と貿易するときも為替を考えます。中学社会で勉強しますが、円高だと輸出不利。為替レートがたった1ドル違うだけで会社は大騒ぎします。
通貨ドルの基本
1ドル=100セント
です。ドルの下にはさらに補助通貨の単位があって、セントといいます。
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日本だって補助通貨はあります。1円=100銭(せん)です。経済界以外では聞きなじみはありませんが。
円とドルをするときは、比率(為替レート)に沿って交換していきます。
といっても、『段位応用計算』では問題文中に与えられていますから、この値を使いましょう。
試験での対応
①円→ドル変換 か ドル→円変換 か見極めよう。
②次に仕入れ値を計算し、与えられた比率(為替レート)を使って変換する。
あと、答えるときの注意。円/セント未満切り上げという注意書きが書かれているので、四捨五入ではないことを意識しておく。
練習問題
【問題①】1個¥312の商品を580個仕入れる。代金をドルで支払うと何ドル何セントになりますか。ただし,$1$=$¥103とする。(セント未満切り上げ)
【解答】
まず仕入れ値を計算しましょう。
仕入れ値$=312×580=180,960$
この仕入れ値の通貨は円ですから、ドルにするためには$÷103$すればいいですね。
$\frac{180,960}{103}=1,756.883\cdots$
セント未満切り上げですから、小数第3位を切り上げます。答えは $1,756.89となります。
【問題②】1個$9.81の商品を53個仕入れる。代金を円で支払うと,いくらになりますか。ただし,$1$=$¥101とする。(円未満切り上げ)
【解答】
まず仕入れ値を計算しましょう。
仕入れ値$=9.81×53=519.93$
この仕入れ値の通貨はドルですから、円にするためには$×103$すればいいですね。
$519.93×101=52,512.93$
円未満切り上げですから、小数第1位を切り上げます。答えは ¥52,513となります。
まとめ
切り上げという条件を忘れてつい1違いが発生しがちな分野です。
簡単な問題なだけに落とさないようにしましょう!
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