この記事では『段位応用計算』の解説を載せています。
全珠連の段位検定における科目,応用計算の問題パターンを網羅することを目指します。
今回は第3講,比の計算を解説していきたいと思います。
小6「比と比の利用」
「比」とは?
2つの数量の割合を表すのに
2:3
のように表す形式を「比」といいます。
この比の読み方は「2 対 3
」ですね。
日常の例
ごま油$50mL$と酢$30mL$でサラダ用ドレッシングをつくることを考えましょう。
このときの「ごま油の量 と 酢の量の比」は
$50:30$
ですよね。比は割合の一種ですから,簡単な整数比になおせます。
$50:30=5:3$
簡単な整数比にしたほうがわかりやすいですよね。
簡単な整数比にしないと困ることが多い
天つゆを水でうすめて,おでんのスープを作ることを考えましょう。
しかし! 天つゆのパッケージにはこのように作れと書いてありました。
つゆ:水$=583:6,996$
わかるかこんなもん!!
……実際こんなことありませんが,簡単な比にしないと分かりづらいですね。
もともと「比」は,2つの量の割合をより分かりやすく表現するための形式。
これではかえって回りくどい。
ですから,答え方は
つゆ:水$=1:12$
のように簡単な整数比で答えましょう。
試験での対応
- ①比べる2つを見つけ,下のような図を描く。慣れれば15秒以内に描けるはず。
必ず,3つ「比べるもの①,比べるもの②,全体」の割合を明らかにしておこう。 - ②上の3つから2つの数量を選んで比の式をつくる。
例として「水$1,500mL$のとき,つゆ は何$mL$ほしいか」を考える。つゆの量を知りたいので$xmL$とおく。 - 答えるときは必ず単位をつけること。よく忘れるので注意。
- 慣れてきたら,図は描かずに式だけチョロチョロ書いて計算してしまいましょう。
練習問題
【問題①】
【問題①】コーヒーと牛乳を32:17の比で混ぜたコーヒー牛乳を1,176$mL$作るとき,コーヒーは何$mL$必要ですか。
【解答】
比較するのは「コーヒー」と「全体(コーヒー牛乳)」ですね。まずは図を書きましょう。
求めるのはコーヒーの量で,与えられているのは全体(コーヒー牛乳)$1,176mL$です。
よって次のような比の式が書けます。コーヒーの量を$xmL$とおきました。
コーヒー:全体$=32:49=x:1,176$
以上より$x$を求めれば答えが出ます。
$x=\frac{32×1,176}{49}=768$
答えは 768 $mL$。
【問題②】
【問題②】おこづかいを兄と弟で35:29に分けたところ,兄の分は2,205円になりました。弟の分は何円ですか。
【解答】
比較するのは「兄のおこづかい」と「弟のおこづかい」ですね。まずは図を書きましょう。
求めるのは弟の分で,与えられているのは兄の分$2,205$円です。
よって次のような比の式が書けます。弟の分を$x$円とおきました。
兄の分:弟の分$=35:29=2,205:x$
以上より$x$を求めれば答えが出ます。
$x=\frac{29×2,205}{35}=1,827$
答えは 1,827 円。